常設展作家」カテゴリーアーカイブ

中村文重

1966 埼玉県三郷市に生まれる
1987 学習院女子短期大学卒業
1994 益子焼大宿窯にて修行
1999 益子町上大羽に独立

作家より
生活を楽しむ人へ
作る喜び・・・ 使う喜び・・・
私の気持ちが皆さんに届きますように・・・

 繊細で細かい作業、大胆で力強い作業どちらでもできる、そんな印象を中村さんの器を見ていると受けます。どこかぼってりした感じの焼き物かと思うと、シャープな印象を受ける器とがあります。
 もちろん使い勝手もよく、常に使う人の気持ちになって一つ一つを大事に作っているというのが器からもわかりますし、使っている人の喜んでいる顔が器をみているだけでも想像できてしまう、そんな器であり作家さんです。。

阿久津雅土

1976 益子町に生まれる
1994 県立真岡高等学校卒業
1998 白鴎大学経営学部卒業
1999 栃木県立窯業指導所伝習生修了
2000 同 釉薬科研究生修了
   創作工房あくつにて作陶

 陶芸家のご両親のもとに生まれ、小さい頃から焼き物に囲まれて育ってきた。自然豊かな益子の里山に育ち、まさに自然とともに暮らしてきた。そんな生い立ちがそのまま作品となってあらわれています。2代目という恵まれた環境にありながら、才能ももちろんですが、人一倍の焼き物に対する探求心が阿久津さんと話していると感じられます。焼き物にたいする探求心、向上心が、真面目な、そして丁寧な作品に仕上がっています。

上野利憲

東京都に生まれる
1987 東京農工大学卒業
1988 益子町塚本製陶所入所
1993 真岡市粕田にて築窯独立

上野利憲(てまり窯)ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/temari/gama/

作家より
「土は益子、釉は大谷、窯は真岡」

 上の言葉にあるとおり、まさに確固たる焼き物が上野さんにはあります。なんといっても特徴は大谷石をもちいて釉薬をつくっているところです。
 上野さんの印象はとにかく几帳面というか真面目な人。益古時計のギャラリーにもいろいろ提案してくれたり、助言してくれたりと助かっています。正直、陶芸家はもっとだらだらしていないとと言いたくなるほどです。でもそれがそのまま作品にもあらわれ、確固たる作風があり、使い勝手も非常によく、値段も大変お手ごろなのです。
 上野さんの作品を見て、もしくは上野さんご自身にお会った陶芸家さんは口々に「私も頑張らないと・・・」とおっしゃり、とっても刺激を受けています。

ホソカワカオリ

1974 神奈川県横須賀市に生まれる
1992 神奈川県立横須賀高等学校卒業
1995 飛騨国際工芸学園応用科(陶芸専攻)終了
1998 栃木県芳賀郡益子町に移転 窯を持つ

作家より
いろんな人の食卓や、部屋でやさしい空間が演出できるようなモノを作れるよう、陶芸に取り組んでいます。

 一見とてもシンプルに見えます。しかし、なかなかわからないかもしれないけれど、どの器も実はものすごく手間をかけて作られています。シンプルにみえるけどその手間が器を何倍もよくしているのです。見えない部分での努力がまさにホソカワさんの人柄そのもの。器は作り手そのもの、まさにそう思わせてくれます。
 和食から洋食まで、まさに現代人の食生活にぴったりの器です。ひとつ買うと、同じ柄の器をついつい集めたくなる、気が付けばテーブルの上がホソカワさんの器一色に、そんなお客さんが多いのも納得です。